中森明菜とは
- 歌手としての中森明菜を知る人は現在(2025年)では少ないだろう。
80年代、数々のヒット曲を連発し、アイドルと分類するのは少し無理があるその妖艶な歌声。
その圧倒的な存在感、カリスマ性。
当時の若者は彼女の全てに熱狂した。
囁くような歌声は聴く人の耳を捉えて離さない。
もっと。もっととその歌声が聴きたくなる。
それが中森明菜だ。
当時からそうだが、日本のアイドルに歌唱力は求められない。
可愛さがアイドルの全てだ。
だが、彼女は他のアイドルのようにファンに媚びるような事はせず、ただ突き刺すように冷たく歌っていた。
中森明菜は、それで一つのジャンルとなっている。
彼女の世界観は彼女にしか表現出来ない。